【ホーカーズ内食べ比べ第1弾】マクスウェルフードセンターのチキンライス

シンガポールのホーカーズは、2020年、ユネスコ無形文化遺産にも登録され、観光地として絶対に訪れたい場所の一つとなっています。

しかし、いざ訪れてみると、1つのホーカーズに同じようなお店が並んでいることもあり、「一体どのお店が美味しいの?」と悩んでしまうことも多いはず。

この記事では、1つのホーカーズの中で同じ料理を食べ比べ、それぞれの特徴やおすすめポイントをご紹介したいと思います。あくまで私の独断と偏見になりますが、ご参考になれば幸いです。

第1弾は「チキンライス@マクスウェルフードセンター」です。

チキンライスとは

シンガポールのチキンライスとは、鶏を丸ごと茹で、そのゆで汁で炊いたライスに鶏肉を載せて、ソースをかけていただく料理です。ハイナニーゼチキンライス(hainanese chicken rice/海南鶏飯)とも呼ばれます。

シンガポールのソウルフードで、大体どこのホーカーズに行っても食べることができます。価格は$3~6くらい。

一時期、マレーシアからの鶏肉の輸入制限がかかった時には、「チキンライスが食べられなくなるのでは!?」とニュースで何度も取り上げられていたほど、みんなチキンライスが大好きです(笑)

タイやインドネシア、マレーシアにも似た料理がありますが、それぞれソースなどの味付けが違い、シンガポールでは甘めの醤油(Dark Soy Sauce)やトウガラシベースの赤いソース、刻み生姜のソースでいただきます。(※タイのチキンライスはカオマンガイとも呼ばれています。)

マクスウェルフードセンター(Maxwell Food Centre)

マクスウェルフードセンターは、シンガポールのチャイナタウン近くに位置し、非常に賑わいのあるホーカーズです。

地下鉄マクスウェル駅からすぐで、アクセスも良いです。

今回は、マクスウェルフードセンターの中でも、行列のできるチキンライスの人気店、「天天海南鶏飯(ストール#01-10,11)」と「Ah Tai Hainanese Chicken Rice(ストール#01-07)」を食べ比べたいと思います。

実は、Ah Tai Hainanese Chicken Riceは、かつて天天海南鶏飯でオーナーを務めていた料理人さんが作ったお店です。後継者の方の経営方針と合わず天天海南鶏飯を辞め、その4か月後に自らのお店を立ち上げたのだとか。。。

しかも、Ah Tai Hainanese Chicken Riceと天天海南鶏飯は同じ列にあり、わずか2店舗しか隔てておりません。

マクスウェルフードセンターの記事はこちら

関連記事

Maxwell Food Centre(マクスウェルフードセンター)のご紹介です。 Maxwell Food Centre 大人気のチキンライスが食べられるホーカーズ。他にも魅力的なお店がいっぱい。 概要 マクスウェルフードセンター[…]

マックスウェルフードセンター

それぞれの看板はこんな感じです。

天天海南鶏飯(01-10,11)
天天海南鶏飯(01-10,11)
Ah Tai Hainanese Chicken Rice(01-07)
Ah Tai Hainanese Chicken Rice(01-07)

値段

値段設定は同じような感じです。
  • 天天海南鶏飯:Sサイズ=S$5.00、Mサイズ=S$6.00、Lサイズ=S$8.80
  • Ah Tai Hainanese Chicken Rice:スモールサイズ=S$5.00、レギュラーサイズ=S$6.00
天天海南鶏飯_メニュー
天天海南鶏飯_メニュー
Ah Tai Hainanese Chicken Rice_メニュー②
Ah Tai Hainanese Chicken Rice_メニュー

待ち時間

  • 天天海南鶏飯:私の時には、約30分でした。(ランチタイム、休日)

いつも長蛇の列が出来ており、ホーカーズの敷地内をはみ出すほど。しかし、2つの区画で運営しており、1か所で注文を受け、もう1か所で調理・受け渡しが行われています。そのため、長い行列が出来ていても、比較的すぐに料理を受け取ることができます。

  • Ah Tai Hainanese Chicken Rice:私の時には、約10分でした。(ランチタイム、休日)

1区画での運営なので、注文を聞いてから、1人分ずつ調理・受け渡しが行われます。

料理

結論から申し上げますと、私はAh Tai Hainanese Chicken Riceの方が好きです。

理由は、鶏肉が柔らかくジューシーであることや、ライスの味付けがしっかりしていること、ニンニクが強すぎないことです。

どちらも本当に美味しいのですが、ニンニクが好き+歯ごたえを楽しみたいなら天天海南鶏飯、ジューシー系が好きならAh Tai Hainanese Chicken Rice、という印象を受けました。

  • 天天海南鶏飯
天天海南鶏飯_チキンライス(S$6)
天天海南鶏飯_チキンライス(S$6)

ライスには、ニンニクの風味がきいた鶏の出汁がしっかりしみ込んでいます。それでいてお米一粒一粒はぴんぴんと元気いっぱいに炊けていて、しっかりした食感も楽しめます。

チキンは、ふっくらと柔らかいながらも、歯ごたえが残っている感じです。

付け合わせのタレは結構辛く、柑橘系の香りを感じます。

  • Ah Tai Hainanese Chicken Rice
Ah Tai Hainanese Chicken Rice_チキンライス(S$5)
Ah Tai Hainanese Chicken Rice_チキンライス(S$5)

こちらのチキンライスには濃厚な鶏ガラスープがつきます。

鶏肉がふかふかしており、柔らかく、ジューシーです。

ライスは生姜やニンニク、鶏の出汁がベースとなった味付けで、しっかりと濃く美味しいです。

二つを並べると、こんな感じです。

天天海南鶏飯(左)、Ah Tai Hainanese Chicken Rice(右)
天天海南鶏飯(左)、Ah Tai Hainanese Chicken Rice(右)

Ah Tai Hainanese Chicken Riceの方が、若干お肉が多い気がします。

その他

「天天海南鶏飯」は数々のガイドブックにも紹介され、ミシュランビブグルマンにも掲載されています。

まとめ

マクスウェルフードセンターの中でチキンライスを食べ比べ、ご紹介いたしました。独断と偏見にはなってしまいますが、ご参考になれば幸いです。

その他のホーカーズ内食べ比べをご紹介している記事はこちら

その他のローカルフードをご紹介している記事はこちら

ホーカーズで食べられる美味しい料理ランキングのまとめはこちら

最後まで読んでいただきありがとうございました!