ホーカーズを最大限に楽しむために。訪問時の注意点

ホーカーズとは、シンガポールの行政機関が管理しているフードコートのようなところ。

日本のフードコートとは少し違うルールもあるので、この記事では、ホーカーズ訪問時の注意点や楽しみ方をご紹介したいと思います。

ホーカーズとは何か?について詳しく説明している記事はこちら

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ホーカーズ巡り

ホーカーズを最大限に楽しむために

様々な種類の美味しい料理が食べられるホーカーズ。そのままふらっと訪れても十分楽しいのですが、おすすめの楽しみ方をご紹介しますね。

持っていくと良いもの

席取り用に置けるもの、ウエットティッシュ、現金(小銭)、飲み物

  • 席取り用に置けるもの(とられても良いもの。折り畳み傘や目立つもの) ※最も重要かも!

ホーカーズについたら、まずは料理を買う前に席を取ります。ただし、ホーカーズは何時に行っても混んでいることが多く、この席取りが、とっても大変です。10~20分ほどウロウロすることもよくあります…

無事席が取れたら、お店に買いに行くのですが、席が無人になる場合には何か荷物を置いておかないと他の人に席を取られてしまいます。私の経験ではウエットティッシュくらいでは戻ってきた時に他の人が座ってしまっていたことがあったので、折り畳み傘など目立つものを置くようにしています。飲み物を置いている人もいます。

  • ウエットティッシュ、携帯用ハンドソープ

テーブルや椅子が汚れてしまっていることもあります…。紙ナプキンをくれるお店はごく僅かなので、ウエットティッシュは必須です!

手が汚れる料理も多いので、気になる方は携帯用ハンドソープなどもあると安心です。(手を洗う流し台のようなものがついているところも多いです。)

  • 現金(小銭)

現金でしか支払えないお店もあります。また、ホーカーズについているお手洗いは大体有料(S¢10、約10円)なので、小銭があったほうが良いです。

  • 飲み物

ホーカーズは飲み物と食べ物で店舗が異なります。また、日本のフードコートと異なり、お水がサービスでもらえるということはありません。

人気のお店は飲み物屋さんも食べ物屋さんも行列ができていることが多く、早く食べたい!という時には飲み物を水筒などに入れて持参してしまうのが良いです。ホーカーズでは、持ち込みの飲み物を飲んでいても大丈夫。地元の人でも、水筒を持ってきている人をよく見かけます。

勿論、ホーカーズにはココナッツジュースやライチジュース、タイガービールなど、シンガポールならではの魅力的な飲み物も沢山あるので、手分けして購入するなどして楽しんでくださいね♪

ちょっとした注意点

ハラル、ノンハラルで食器を分ける

シンガポールのホーカーズでは、日本のフードコート同様、使った食器は自分で返却棚に片づけます。

写真のような所定の棚に置くと、職員の方が片づけてくれます。

ここで注意が必要なのは、ハラルとノンハラルに分けること!

イスラム教で食べられているハラル料理は、食事の内容そのものだけではなく、使う食器なども厳格に分けられます。

そのため、使用した食器を混ぜることはNG。ハラル料理を扱うお店には「ハラル認証」が明示されていますので、そういったお店で購入した商品の食器は「HALAL」の棚、それ以外は「NON-HALAL」の棚に戻します。

お皿が風で飛ぶ

料理が紙皿やプラスチックスプーンで提供されることもしばしば。ホーカーズは屋外/半屋外で強力な扇風機が回っていたりするので食べかけのお皿が風で飛んでしまいます…(泣)私は使い終わったウエットティッシュなどを置いたりして対策していますが、それでも万全とは言えません。

鳥が訪問してくる

ご飯を食べていると施設内を鳥が歩き回っています。はじめはびっくりするかもしれませんが、直接人から食べ物を奪ったりしている光景は今のところ見たことがありません。落ちた食べ物などをつついています。

テッカセンターを歩くマイナー

シンガポールで最もよく見る鳥、マイナー・バード。この日はテッカセンター(とっても巨大なホーカーズです)を歩き回っていました。九官鳥くらいの大きさです。

行列≠人気店?

沢山お店があるため、どこで買うか悩んでしまうことも多いと思います。

確かに行列ができているところは美味しいお店が多いです。ただし、店舗によっては注文後に席番号を伝えたら、店舗の前で待たなくても席まで直接持ってきてくれるようなところもあり、そういったところは人気店でも行列は出来ていません。

私は初めて行くホーカーズでは、よく観察して人の出入りが多いところを狙っています。あとは、地元っぽい方々が実際に食べている料理をチラ見して決めています。やはり美味しいものは地元の人が一番よく知っています(笑)

机と椅子は固定

ほとんどのホーカーズでは、机や椅子は下の写真のように床に固定されています。

そのため、机をくっつけたり、4人席のところに椅子を持ってきて5人席にすることはできません。

辛さを聞かれる

ホーカーズで食べられる料理には、辛い料理も沢山あります。

お店によっては、注文時に「チリ?」と聞かれることがあります。この時に、辛さの有無やレベルの希望を伝えることができます。

ただし、ベースラインが結構辛いため、「少しだけ」って伝えても結構辛かったりするので、辛いのが苦手な人は注意が必要です。。。

量が多い

料理によってはすごく量が多いです!特にインド料理系は多く、ビリヤニなどは2人で食べてちょうど良いくらいだったり、カレーもデフォルトでナンが2枚ついてきたりします。

でもせっかくだからいろいろな料理を楽しみたいですよね。

お店によっては、値段によって量を2~4段階で選べたり、「少な目にして」とお願いできたりするので、どのくらいの大きさか注意しながら買うのがおすすめです。

営業時間について

各店舗の営業時間は店舗ごとに異なり、事前に調べることはほとんどできません…公式facebookなどに営業時間を公開しているお店もありますが、記載されている営業時間内であっても、行ってみたら休みや売り切れだったということもしばしば。

ホーカーズは魅力的なお店が沢山ありますので、そういう時には気分を変えて他のお店を楽しみます!

なお、ホーカーズ全体の休業情報(清掃など)はNEAのHPに公開されていますので、事前にチェックしておくと安心です。

店員さんが寝ているのは当たり前!?

混んでいる時間はきびきび働いている店員さん達ですが、お客さんが少ない時間帯などは、スマホをいじったり、ストール内や近くの席でご飯を食べていたり、時には寝ていたりしています(笑)

そういった場合でも話しかければきちんと対応してくれますので、少しドキドキしますがチャレンジしてみてください(笑)

店内でのお食事か、お持ち帰りか

ホーカーズではほとんどのお店で、店内飲食かお持ち帰りか選べます。

私は英語の授業では、「For here」「To go」と習ってきましたが、シンガポールでは以下のように聞かれることが多いです。

店内飲食:Having here

お持ち帰り:Take away

結構早口で聞かれて戸惑うこともありますが、覚えておくと便利かもしれません。

ちなみにTake awayでは容器代として、+¢20かかることが多いです。

まとめ

安くて美味しい食べ物が沢山集まったホーカーズ。ローカル感があふれるお店も多く、少しハードルが高く感じてしまうかもしれませんが、お店の方々は親切な人が多く、著者はこれまで心温まる経験を何度もしてきました。

日本のフードコートとはまた違った文化が楽しめるので、観光の一環に是非訪れてみて欲しいと思います♪

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。