外食が盛んな国、シンガポールにはホーカーズがいっぱい。本ブログは、シンガポールにある全116個のホーカーズの全制覇を目指すとともに、各所のおすすめポイントを紹介することを目的としています。
実際に食べてみて、美味しかったもののみをご紹介します。
ホーカーズとは
ホーカーズとは、常設の屋台(ストールといいます)が集まっている、いわゆるフードコートのようなものです(※フードコートとの違いは後述)。ホーカーセンターとも呼ばれます。
多種多様な料理が集まっていて、1ホーカーズあたりのストール数は約20~250を超えるものまでさまざま!
3食外食も珍しくないと言われるほど外食が盛んなシンガポールの方々の食を支えています。
こんな感じで各ストールで購入したものを持ち寄って、会場に設置されたテーブルで食べます。テイクアウトもできます。
朝から賑わっています。
フードコートとの違いは?
フードコートはショッピングセンターなどに入っている、主に屋内にある施設。営業時間はショッピングセンターに準じているところが多く、エアコンもあり快適です。
一方でホーカーズは屋外に設置されていることが多く、屋根のないところもあります。基本的にエアコンなどはありませんが、中には強力な扇風機を回してくれているところも。営業時間はお店(ストール)により異なるため、ホーカーズ自体が営業していても、行きたいお店は閉まっているということも。。。
シンガポール各所に設置されており、その数はなんと116個!(引用:シンガポール国家環境庁(NEA, The National Environment Agency)。2022年10月31日付)
価格はリーズナブルなものも多く、大体、S$5前後(約430円)でおなか一杯食べれちゃいます。
ホーカーズ:政府等に管理された飲食店の集まった施設。営業時間はお店により異なる。リーズナブルな食べ物が多い。
ホーカーズの場所
116個もあるホーカーズですが、シンガポール全体の分布でみると固まっている場所と全然ない場所があります。
緑の旗が立っている場所がホーカーズ。南側と中央部に多く、オーチャードのあたりや北西部にはあまりありません。
ユネスコへの登録
2020年、ホーカーズはなんと、ユネスコ無形文化遺産に登録されました!
シンガポールの無形文化遺産への登録は初めてとなります。(ちなみに、シンガポール植物園は2015年に世界自然遺産に登録されています。)
衛生管理
衛生面を気にされる方も多いのではないでしょうか。各店舗はシンガポール食品庁(SFA, Singapore Food Agency)による審査により衛生状態が確認され、A~Dのグレードが与えられています。この審査は1年ごとに行われ、更新されます。
グレードB:スコア70~84%
グレードC:スコア50~69%
グレードD:スコア40~49%
写真ではグレードAの店舗も掲載していますが、実際にはグレードBが多く、Aの店舗はあまり見かけません。私はB以上あればいいかなという感じでお店を選んでいますが、あまり気にしすぎても食事が楽しめないので、臨機応変に対応しています。
ミシュラン掲載のお店も沢山
ホーカーズにはミシュランガイドやミシュランビブグルマン部門に掲載されているお店も沢山あります。
ミシュランビブグルマンとはミシュランの部門の一つで安くてコスパのいい(シンガポールだとS$45以下)お店が選ばれるものです。人気店は値上がりしてしまっている傾向にありますが、ホーカーズであれば比較的お求めやすい値段で食べることができるので、ミシュラン掲載のお店を手軽に楽しめる機会になるかもしれません。
ホーカーズの魅力
私の感じるホーカーズの一番の魅力は、地元の人々と食文化を通じて関わることができる点でしょうか。初めて見る料理でも、お店の人に聞けば食べ方や味など教えてくれますし、異文化に触れあえる重要な場です。作っているところを直接見られるのも良いですね。
単純に、美味しい料理がたくさん食べられるという点ももちろん魅力的です(笑)
魅力たっぷりのホーカーズ。シンガポールにいらした際には、是非満喫してくださいね!!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ホーカーズを楽しむための注意点などはこちらにまとめています。
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