Yishun Park Hawker Centre(イーシュンパークホーカーセンター)のご紹介です。
Yishun Park Hawker Centre
概要
イーシュンパークホーカーセンター(Yishun Park Hawker Centre)は、シンガポールの北部、イーシュン地域に位置するホーカーズです。
店舗数は約45と規模は大きくありませんが、シンガポールのローカルフードを扱ったお店が多くみられます。
価格設定は普通~少しお高めで、S$4~6出せばおなか一杯食べられますが、S$10~の贅沢メニューも楽しめます。
2017年にオープンした比較的新しいホーカーセンターで、綺麗で、新しい設備が揃っています。
アクセスはあまり良くないのですが、非常にオーガナイズされていて、「ここはホーカーズなの!?」と疑ってしまうくらいです。独自のウェブサイトもありますし、何より、平日ランチタイムにはシャトルバスまで出ています…!!!観光地かっ
Tuck Shopという、モバイルオーダー&支払いアプリも導入しています(著者はホーカーズでこのシステムがあるのは初めて見ました)。もちろん、その場で対面注文+現金やカードで支払いも可能なので、アプリのダウンロードが必須ではありません。
軽食や飲み物が売っている、コンビニのようなコーナーも併設されています。
中には植物が植えられたスペースもあり、開放感があります。
都市部からは離れている場所にあるので、訪問前はローカル感の強いホーカーズかと思っていたのですが、実際に行ってみると、見たことのないシステムを取り入れていたり綺麗だったりで、非常に驚かされました。
余談ですが、シンガポールではデング熱が問題となるため、政府が主体となり対策を行っています。その中の一つが、Project Wolbachia。
これは、Wolbachiaという細菌を感染させたネッタイシマカ(Aedes aegypti)のオスをばら撒くというもの。「えーっ」と思うかもしれませんが、Wolbachiaに感染したオス蚊と交尾したメス蚊から生まれた卵からは子供蚊が生まれないのだそうです。
そしてイーシュン地区は、このプロジェクトの効果を調べる試験地域として選ばれ、試験により、蚊の数及びデング熱症例数の減少が認められたとのことです。著者はこの地区で蚊に出会った時には、きっとオスだと信じて、つい「がんばれ…!」と応援してしまいました(笑)
雰囲気、混雑状況
ランチタイムは、地元の方々で賑わっています。人気店には行列が出来ますので、時間をずらした訪問がおススメです。
営業時間
6:00am~22:00pm、毎日(店舗により営業時間は異なります。)
おすすめのお店
Munchi Delights(ストール#01-44)
パンケーキのお店。
パンケーキと言っても日本で食べるようなふわふわの丸いものではなく、大きな鉄板で焼き上げたもちもち生地に餡を挟み、一人用サイズに切り分けたお菓子です。
こちらの特徴は、生地を3種類(オリジナル、木炭、緑茶)×中身を5種類(ピーナッツ、ココナッツ、小豆、黒ゴマ、ビスコフ)=15種類の組み合わせが楽しめること。
バラエティ豊かなところも面白いですが、中身も沢山入れてくれるため満足感が高いところがおすすめポイント。中でも私のおすすめは、黒ゴマです…!!
見てください、この溢れんばかりの黒ゴマ餡…!ずっしり重たくて甘さ控えめの黒ゴマ餡が、もちもちの生地に包まれていて、もう最高です。黒ゴマ餡は完全なペースト状ではなく、粒感がしっかり残っていて、歯ごたえも楽しめます。
現時点で著者一押しのパンケーキです。
次のおすすめはココナッツ味です。皮を木炭味にすると、黒×オレンジで映えます(笑)
ココナッツはココナッツロング(実を削ったもの)が入っていてシャキシャキとしており、これまたもちもち生地との食感の違いが楽しめて美味しいですよ。
こちらはオーソドックスに小倉。やはり、皮は緑茶をセレクト!粒あんの粒が多く、日本を懐かしむことのできるスイーツです。皮からはしっかりと緑茶の味がします。
シンガポールではヌテラやオレオ、キットカット、ビスコフなどのお菓子をアレンジした商品が多いのですが、こちらはビスコフペーストを挟んだパンケーキを楽しめます。
お味は、そのまま、ビスコフです!ビスコフの甘じょっぱいあの味が、パンケーキと合わさって、ビスコフ好きにはたまらない何とも幸せなお菓子です。
なお、こちらではドリアンの時期にはドリアン味も楽しむことができます。ただ、12時ごろにはすでに売り切れていました。。。
ホーカーズで食べられるもちもちパンケーキについてはこちら
Ah Lock Tofu(ストール#01-08)
サンダーティーライスのお店。
サンダーティーライスとは、擂茶とも呼ばれるお茶漬けのようなもので、ご飯の上に野菜やピーナッツなどが載っていて、お茶(スープ)をかけて食べる料理です。
こちらのおすすめポイントは、具材が多く満足感がありながら、さっぱりした味付けでさらりと食べられてしまうこと!
ご飯の上には、鶏のから揚げ、厚揚げ、インゲン、ピーナッツ、モロヘイヤのような野菜、緑茶の葉のような野菜などが載っていて、オーロラソースみたいな味つけのソースがかかっています。
このソースにピーナッツとインゲンを絡めて食べると…も~、めちゃくちゃ美味しい!!!!食感の違う食材たちにまろやかなソースの絡みあって、どうにかなっちゃいそうです(笑)この食べ方は是非やっていただきたい…!
厚揚げはしっかり目の味付けで、お茶(スープ)をかけても負けない美味しさです。
サンダーティーライスについてくる、ご飯にかけるお茶(スープ)は、通常はピーナッツやパクチーが入っていて濃厚で独特なことが多いのですが、こちらのは透き通っていてさらっとした味わいで食べやすいので、「サンダーティーライスの独特な味が苦手」という方にも食べやすいかもしれません。
サンダーティーライスについてはこちら
One Mouth noodle 一口麵(ストール#01-12)
ワンタン麺のお店。
こちらの特徴は、毎日2時間かけて作ったハンドメイド麺がたっぷり楽しめるところ。
ワンタン麺には、ワンタンとチャーシューが載ってきます。スープかドライか(汁有/無)が選べますが、店員さんのおすすめはドライ。ドライにすると、付け合わせのスープにワンタンを入れてくれます。
手打ちの麺は細麺なのにプリっと弾力があり、ごま油ベースのつけダレによく絡み、癖になる味です。
このお店のおすすめポイントは麺だけではなく、付け合わせもとっても美味しいところ。エビがまるまる入った贅沢なワンタンに、チャーシューは甘辛めの味付けで柔らかく、6ドルでこのクオリティを食べられるなんて…と驚いてしまいます。セットのスープも見た目のクリアさとは裏腹に、海老の出汁が濃厚で非常に美味しいです。
Ah Tan Wings(ストール#01-40)
鶏のから揚げのお店。
こちらの特徴は、鶏のから揚げにエビの味がついていること!
1セット(S$2)で手羽先+手羽元がついてきて、最低2セット注文する必要があります。(写真は2セット注文なのですが、手羽先を1つおまけしてくれています。)
ザックザクの衣にはほんのりエビ味が加えられていて、意外にも鶏肉とマッチして美味しいです。鶏肉もジューシーで、ついお酒を飲みたくなってしまう一品です。エビが大好きなシンガポールならではの料理なのではないかと思います♪
今後行ってみたいお店
Smokin’ Joe – Western BBQ Charcoal Grill(ストール#01-37)
炭火で焼いたお肉やお魚が楽しめるお店。ホーカーズはスペースが狭いため調理が大変そうだな、と思っているのですが、ステーキやラムチョップなど、「え、ホーカーズでこんな料理も食べられるの!?」というくらいオシャレで豊富なメニューが揃っていて、いつか訪れてみたいお店です。
周辺の観光地
残念ながら周辺には有名な観光地はありません…。ただ、都市部からもタクシーで20分程ですし、非常に洗練されていて他のホーカーズとは違った魅力がありますので、機会があれば是非訪れてみて欲しいホーカーズです。
まとめとアクセス
まとめ
にぎわい:★★★★☆
アクセス:★★☆☆☆
ストールの数:中規模(約45店舗)
ストールの種類:バランス系(様々な種類の料理を楽しめる)
新しい設備が揃った快適ホーカーズ。綺麗で明るく、親しみやすい。
アクセス
マリーナベイサンズ、オーチャードからタクシーでそれぞれ25分、20分。平日ランチタイムはシャトルバスが出ています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!